ウオークマン


初代のウオークマン(カセット型)を手に入れたのが、板前修業に入って間もない頃、当時大阪では品切れで、秋葉原まで休みに新幹線で出かけていった覚えがあります。


ウオーキングの最中に音楽を聴くのに丁度いいと、初めてCDウオークマンを買いました。


なんと4-5万円が当たり前だったCDウオークマンが、一万円を切る時代になっていました。付属のイヤフォンではあまりに薄っぺらな音なので、それなりのヘッドフォンも買って・・・それだってスポーツクラブの入会金にさえなりません。


CDを買っても聴く時間がなくて積読ならぬ積聴状態(なんてよむんだろ?)だったのが、毎日一枚づつ、健康のためのウオーキングだったのか、痩せるためだったのか、今では音楽を聴くためなのか、主な目的がはっきりしなくなってきました。


板前日記もそうなのですが、これといって自慢できる能力が皆無の板前にとっては、「継続」だけが頼る道。


チリも積もれば山となる。


毎日続けていると、間違って化ける(とまでは言わないまでも)可能性もある。


などといえばカッコイイのですが、実は忍耐強く続けているわけではなく、続けていることが気持ちよくて、そのうち何が目的なのかわからなくなっている、というのが実態です。


昨日は、ヨー・ヨー・マのバッハ「無伴奏チェロ組曲」、一昨日はジェシ・ヴァン・ルーラー(新進気鋭のオランダ人ジャズギタリスト)「キャッチ」


さて、今日はなんにしようか。


ホントはたまりにたまっている、エアチェックしてあるヴィデオを聞けるといいんだけれど、CDウオークマンじゃ無理。