バトル ロワイヤル
深作欣司さんの映画「バトル ロワイヤル」が話題になっているようです。
政治家が自粛だとか放映禁止だとか言ってしまうのは問題外で、権力者たちの表現の自由を規制しようとする動きのほうに、映画の良し悪し以上に嫌悪感を感じます。
果たしてこの映画をみた「17歳」が暴力に走るのか?
人を殺すことを何とも無いことと思うのか?
そんな単純なことではないはずです。
昔だって、健さん(高倉)の任侠物を見た後、映画館を出てくる男たちは「喧嘩の一つや二つドンとこい」という気分に浸っていました。
高校生が「バトル ロワイヤル」を見るときには、その前に「プライベート ライアン」のオハマ上陸作戦シーン、「キリング フィールド」「ミッシング」「サンチャゴに雨は降る」等のいずれかを鑑賞させた上で見せるっていうのはどうでしょうか。
暴力の非情さだけでなく、権力者の危険も認識できるはずだと思うのですが。