ジャズ ヴォーカル
廉価版で出ていたヴォーカルアルバムを聞いています。
SARAH VAUGHAN ”HOW LONG HAS THIS BEEN GOING ON?”
ELLA FITZGERALD "TAKE LOVE EASY”
サラ ヴォーン、エラ フィッツジェラルドといえば、エラ・サラ・カーメン(カーメン マックレー)の御三家。ジャズヴォーカルの大御所中の大御所。
バックミュージシャンもオスカー ピーターソン、レイ ブラウン、ジョー パス、ルイ ベッソンという嫌味なほどの(?)名人ばかりのアルバムです。
英語が母国語であって、身体から汗がにじみ出るようにあふれる、スウィング感を持ち合わせたアーティスト達の音楽は、うまいとか、タイム感がどうだとか、表現力がどうだとかとかいう、批評家的評価は言葉として発してしまうこと自体、恥ずかしいことのように思えます。
久しぶりに聞く、エラ・サラご両人を思うと、日本人が英語でジャズを歌うことに疑問と言うよりは、根っこのところでの限界を感じてしまいます。
日本人にも、上手な人はたくさんいますが・・・・。
美空ひばり「悲しい酒」を日本人(もしくは韓国人)以外の歌手が、いくら完璧な日本語で歌っても「うまいなぁ」としか思えない・・・・みたいな感覚っていうんでしょか。