市場のワイン
ワイン市場が賑やかになってきています。
売れて、売れて賑やかならばいいのですが、売れなくてだぶついた品物が夏を過ぎた頃から安い値で流れてきました。
年末を迎えて、月末までに買っていただければ、3ケースまとめていただければさらに10%offなどという話が飛び交っています。
1995年 1996年などという、できが良いといわれた年のものは、発売された当時、これ以上は安くならないだろうという金額を、よくよく考えて購入し、事実、その後値上がりもしてきました。
が、
いいヴィンテージだけに、値下がりは考えられないと思っていたものでさえ、安くなってきています。
気をつけなくてはいけないのは、安く動き回るワインの保存状態です。
中には東南アジアのバブル期に輸入され、熱い地に山積みされていたものさえあると聞きます。
外から見てもなかなかワインの状態を的確に判断することは難しいのですが、液ダレ、目減りのあるものは要注意。
さらに、キャップシールの頭が少々つぶれていたりしたらちょっと思いとどまりましょう。
ワインが高温で置いておかれ、膨張でコルクが上に上がってきたものを、木槌でたたくこともあるそうです。
高温、振動はワインには大敵と言われるのですが、ずっと昔、確かボルドーのコス・デス・トゥルネスは、船で揺られて赤道を越えたワインが、熟成が早くて美味しいので、一度赤道を越えさせてから出荷したことがあるって聞いたとこがあります。(ホントか?)いまでも、早く熟成させたいときに、25度くらいの温度の部屋にしばらく置くソムリエさんもいらっしゃるとか。
それでも、ご自分で買うワインのキャップシールがつぶれていたり、ワインが目減りしていたら安くても買うのは止めておいた方が無難でしょう。
日本酒、焼酎は割引価格がほとんどありませんが、ワイン、ウイスキーは買い頃、品質の見極めがほんとに難しい。
このところ、浮かれて買いすぎ、ワイン貧乏です。
使えるのは5年後くらいだと言うのに・・・・