プイイ フュッセ

プイイ フュッセとはブルゴーニュの有名な白ワインの産地。


高名なブルゴーニュの白ワインの中では、お手ごろでおいしいワインが産出される場所です。


私ン処のプイイ フュッセの定番は、ジャン・マリー・ギュファンが造るヴェルジェとシャトー フュッセだったのですが、新たなすばらしい造り手を見つけました。


ドメーニュ バレット。


ロバート・パーカーJr.が五つ星マークをすでにつけたということですから、知らないのは私だけ?かも知れないのですが、これまで日本で出版されている本にはほとんど登場していません。


試飲したのがマコン1998、プイイ ヴァンセル1998、プイイ フュッセ1997、プイイ フュッセ クロデ ムッシュ ノリ 1996


最後の1996のノリという畑名のついたやつは、なんと樽熟32ヶ月(ホントか?)かなりいい白ワインでも18ヶ月くらいと聞きますから、異常と思えるほど長い熟成の期間を取っています。


現に、1996年が今やっと世の中に出てきたというのはその証なのだと思います。


値段も、プイイ フュッセとしては破格のもの。


評価はコント ラフォン、コシュデリ(超有名白ワイン生産者)を超えているとか、真偽の程が明らかになるのはさらに熟成を重ねて飲んでから。


今から開けるのが楽しみです。


お手ごろ価格の白ワインとしても、同じヴァレットのマコン1998を買い込みました。


ヴェルジェに入れ込んでから十年。新しいスター誕生の予感です。


さらに、同じブルゴーニュの大好きな造り手、アンヌ・グロの1988年が少量ですが手に入りました。


今手元にあるアンヌ・グロは1995年からの物。1988年はアンヌが初めて自分の名を冠して世に出たワインです。


これまで、ガチガチに硬すぎてずっと蔵に寝ていたものだと聞きました。


確か、アンヌがお父さんのフランソワさんのお手伝いという形でワイン造りにかかわり始めたのが1986年。14年という年を経て、若干33歳の若いお母さんは世界的な赤ワイン造りの名手となりました。


たった、0.6haからできるリッシュブルーと、0.93haからできるクロヴジョ。


どんな味でしょ。歴史に残るものではないかと期待しているのですが。