秋はキノコ

秋はキノコであります。


ヨーロッパでは休日にキノコ狩りをするのが、ピクニックの楽しみである国がいくつもあると聞きます。日本でも、北海道にはそういう方々がいらっしゃるようですが、一般には松茸狩りはあっても、舞茸、しめじとなると専門の仕事になるようです。


で、松茸以外の天然のキノコを手に入れるのも私の課題の一つで、数年来、仕入れ業者にお願いをしていました。


それが、東京 築地経由で少々入ってきました。


黒茸、栗茸、なめこ、しめじ、ほうき茸、舞茸(舞茸は何年か使っています)
それにもちろん松茸。


どれも高価で、外国産の松茸以上のお値段なのですが、さすがに味には一つ一つ自己主張があります。


栽培のものはキノコの名前が違っていても、どこか似た味であるのとはえらい違いです。


現在の献立の焼き物は紙包み焼き。鰆や鯛の脂の乗った魚に、天然のキノコ、丹波の栗にエクストラバージンオイルを振り掛けて、紙に包んでオーブンで焼き上げます。


お客様が紙を破くと秋の香りが鼻孔をくすぐる・・・・というつもりで仕事をしています。(ただし、天然物だけというのはある程度のご予算の方からです)


天然のキノコが手に入り始めたことで、仕事のグレードがグッとアップできそうな気がします。