手練れの・・・・


ホームページをご覧いただいている方から予約のmailをいただきました。


新規のお客さまです。


黒龍 十四代などのお酒がお好み、というコメントを書き添えておいででしたので、「十四代は現在、吟撰 龍の落とし子 雄町純吟 山田錦大吟 愛山特吟 龍泉、
黒龍は しずく 二左衛門 石田屋のご用意があります。」とお送りしたところ、

個人的には十四代はどんな料理と合わせるのか楽しみです。
竜の落とし子はある意味十四代らしくなくてあわせやすいのでしょうか。
黒龍は、少々財布の方が心配ですが・・・
せっかくなので、覚悟していくこととします(汗)。
その他のおすすめも楽しみです。


おーーーーっと、こりゃ手練れの飲み手でいらっしゃる。


十四代の蔵としての個性だけでなく、龍の落とし子の特性まで把握しておいでです。さらに、黒龍ラインアップの値段まで・・・・


その辺の酒屋でさえこういう全く話はできません。


少しでもこういう話をお伺いしといてよかった。恥かくところでした。


初めておいでの方が「日本酒を」とおっしゃったときには、お客さまのメニューの見方、話の断片、さらには最初のお酒をお持ちしたときの印象などで酒筋を読みます。


「八海山の純米吟醸をください」と最初にご注文をされる方と、


十四代の愛山はこの前飲んだから・・・・」という方、


「あっ、石田屋もあるんですね」という方、


「空(クウ)はうまいよねぇ」という方、


「越の寒梅がさぁ・・・」という方、


「菊理媛ってどんな感じですか?」っていう方、


たぶん、全部お酒の出し方、奨め方が違ってきますし、予算の値踏みも違ってきます。


それぞれの方々にそれぞれの楽しみ方とお好みがあるはずです。


何を今最上と思い、適正な価格と思うかという満足度はお客さまによってかなり違います。


そのお客さまが「今日はよかったなぁ」と感じていただけるのを頂点にして、やりとり一つ一つも聞き逃すことができません。


さて、前述のお客さま、料理を考えるとどんな風にしたら・・・・・