バーベキュー

夏は野外でバーベキューです。


未だにバーベキューというと、鉄板を持ち出し、焼き肉のたれに薄切りの牛カルビ、豚バラ、〆に焼きそばというグループをよく見かけます。


せっかくの野外なのですから、「焼き肉屋屋外版」から脱して豪快にグリルに挑戦してはどうでしょう。


用意するのは牛肉ロースの固まり、鶏もも肉、豚スペアリブ


鶏もも肉マスタードマリネにしましょう。


ディジョンマスタード 90cc
粒入りマスタード    90cc
ワインヴィネガー(白) 60cc
オリーブオイル     60cc
リンゴジュース    120cc
レモン汁       1/2個
挽きたての粒胡椒     適量


以上を合わせたマリネードの中に2〜3時間つけ込みます。


前日にマリネードを作っておいて、当日川に出かける前につけ込めばちょうどよい具合だと思います。


焼くときは軽く塩をふって補ってあげます。


次は豚スペアリブ(骨付きで) こちらは醤油味のマリネードです。


濃い口醤油 200cc
酒     200cc
マーマレード150cc


マーマレードの量で甘さの調節をしてください。


こちらも出かける前につけ込むのがコツです。


牛肉はシンプルに塩と黒胡椒をふって焼いてはどうでしょうか。


その際、お肉は1.5cmくらいの厚さで切るのがいいと思います。網焼き用などといって売っているものも、ほとんど厚さが足りません。必ず自分で切ってください。


薄切りは絶対だめです。


以上のお肉はすべて炭、もしくはチャコールブリケットで網焼きにします。


現地に着いたら、取るものも取りあえずまず着火剤で炭に火を着けることを忘れずに。


それから遊んでいれば自然に40分程度でいい火ができあがるはずです。


なかなか火が起きない、と団扇や帽子で扇いでいてはお父さん、恋人のメンツ丸つぶれ。


ゆとりを見せて、しかも上手、というのがギャラリーを唸らせます。


どんなにいい素材を上手にマリネードしてあっても、強い火力がなくては全くおいしく焼けません。


火力が足りなくても、「まっイイや」と焼き始めることがないように。


お肉が焼けた残り火で、トウモロコシを炙ったり、馬鈴薯をベイクしたり、さらにその残り火でコーヒーなんて入れたりすれば(もちろんインスタントじゃだめよ)皆から尊敬されること請け合いです。


試してみてください。絶対うまいから。


以前、バーベキューに凝ったいた時期、河原に備長炭と鰻を持っていって関西風蒲焼き・・・なんてしていたら、さすがに羨望と奇異の混じった目で見られてしまい、仲間から「やりすぎ!」と怒られました。


うまかったんだけどなぁ。