タイカレー
TV番組「チューボーですよ」でうまそうだったタイカレーに取り組みました。
本来なら香草を取りそろえて、石臼でこねて・・・のはずだったのですが、やっぱり手に入らない。泣く泣くパッケージ化された香辛料を使うことにしました。
デパートの食品売場で、あれやこれや買い物かごに入れてレジに持っていくと
「業務用ですか?」
「いえ、家庭用です」(スミマセン、大食らいが揃っているものだから)
ココナッツミルクの缶詰数缶と、試飲用ワインの重さにフウフウいいながら帰ってきました。
レッドカレーは海老、帆立、茄子、ズッキーニ、トマト、万願寺唐辛子入りです。
香辛料に凝らなければ、拍子抜けしてしまうほど簡単で、ペーストに水、ココナッツミルク、具だけでできます。
仕上げにいれるのはナンプラーと砂糖。
タイ料理の甘みがいまひとつ好みに合いませんので、砂糖はやめにしてナンプラーだけを入れて味見をすると、砂糖を入れなくてもナンプラーのうま味でコクや甘さを感じることを発見しました。
インド風の各種のカレーのように、塩をいれればまったくタイ風にはなりません。
ナンプラーによる仕上げというのは、ホンの少々でも思いの外効果が大きいものです。
味を頭の中でイメージするのと、実際にやってみるのではずいぶんと違います。
未知の分野を試せば試すだけ発見があって面白いのが料理です。
できあがった二種類のカレーは極辛で、汗をめいっぱいかきながら食べました。
シャワーで汗を流し、夜風に吹かれれば最高の夏の夜です。