奥様達のパワー


今に始まったことではありませんが、ランチタイムを利用される奥様達のパワーには圧倒されるものがあります。


私ン処は仕出しもしていますので、11:00〜12:00までは配達のために追われる時間帯です。慌ただしいガチャガチャした時間に、ランチのために来店いただいても、満足にお迎えできないと思いランチタイムのご予約は12:00からにしています。


ところが、
「お部屋で待ってるからいいじゃない。11:30にいくわ」とか
「3時か4時くらいまで使わせてもらってもいいでしょ」とか
パワーで押し切られたり、


開店前10:30位には店の前でウロウロしてお待ちになっていたりとか
(あわてて準備をしてとりあえずお入りいただきます)
お菓子やら果物をたくさんご持参になって、食後に召し上がっていたりとか
(知り合いの店はあまりのすごさに、「持ち込みお断り」とメニューに載せたそうです)


怖いものなしです。


お客様のことですから、無理なことはやんわりお断りをしたり、なるべくご希望に添うようにしなくてはいけないと思いつつ、普段ご利用をいただくお得意さまとの客筋の違いに疲れ切ってしまうこともあります。


「ランチタイムはもう一つの女性文化だ」と言い切れるほどの度量がなくては、とてもやっていけません。


ただし、ただーーーし、
ちゃんといらっしゃるのです。夜はご主人とコースの料理を楽しまれ、昼はお買い物の途中でお友達とランチ。ご利用の仕方も節度を守った奥様も。


昼のお席だけを予約にしているのはある意味予防策でもあるのですが、奥様パワーの前には意味無いかもしれません。