お水


料理にもお酒にも水は大事です。


正直言って今の浄水器のお値段とその味、価値には少々疑問もあって、お客さまに「水」として飲んでいただくのは市販のボトル入りものです。


一昨年の秋口に仕込み水をいただきました。


奈良 御所市の油長酒造さんのお酒を仕込むためのお水です。


柔らかくてよけな雑味のないやさいい味で、若者に人気のエビアン、ボルビックなどのヨーロッパ系の硬い水とは全く別の飲み物です。


いただく量も限られていましたので冬の間だけご用意していたのですが、無理を言ってもっと送っていただくようにお願いしました。


なんとか年間通して使いたいものです。


お客さまから「お水ください」とお話があると、私が一升瓶を抱えてお座敷へうかがことがあります。


「えっ!お酒頼んでないよ」とひいてしまう方いらっしゃいますが、「仕込み水です」とお話をすると楽しんでいただけます。


たかがお水でやりすぎ・・・と向きもありますが、こり出すと「〇〇酒造の仕込み水」「〇〇酒造の仕込み水」飲み比べ、なんていうのも可能です。


いかになんでもそこまでやると嫌がられるでしょうね。