ナンプラー蒸し


日本料理ににお醤油がなければ始まらないように、ベトナム料理にはニョクマム、タイ料理にはナンプラーがなければ全く形を成しません。


最近ではデパートやスーパーなどでも手に入るナンプラーは私たちにも馴染みやすい調味料だと思います。先月の献立、鯛のナンプラー蒸しもお客様の評判がなかなかよい品物でした。


鯛はもちろん良いものでなければなりませんが、ご家庭なら鯛に限らず白身の魚であればなんとかなるでしょう。


切り身にした白身に軽めに塩を当て30分ほど置きます。
皿かバットに置いて日本酒:ナンプラー=3:1位の割で合わせたものを振りかけ、8〜10分ほど蒸します。
蒸している間に白葱を千切りににしておきます。
蒸し上がった魚に白葱をのせ、熱く熱した太白ゴマ油を回し掛け出来上がり。


簡単でしょ。


簡単なだけに料理屋レベルでは素材の良さがものを言います。


ロアールのソービニオン ブランの白ワインをよく冷やしてあわせてみたらどうでしょうか。


他にもナンプラーを使った簡単料理。


キャベツを2cm角くらいに切ります。(ざくざくと大胆に)
ゴマ油でさっと炒めます。(鍋をよく熱して高温で)
ナンプラーを多めに振りかけ、塩で味を補います。


キャベツのナンプラー炒め
学生さんなどお金のない若者にはもってこいの簡単料理ですが、ただのキャベツ炒めにナンプラーが入るだけでとても美味しく感じられます。


これにはビールがピッタリ。


ほかにもかけうどんの汁に塩の代わりにナンプラーを少々入れると病みつきになる味になります。しょっつるをうどんの汁に使うのと同じです。


家庭にも常備して置いていい調味料ではないでしょうか。