日本酒の品揃え

ワインの場合、きちんとした適正な価格のリストを作るには、それなりの見識と時間をかけた仕入れ、資金力が必要となります。

ワイン専門店で紹介されたもの、自分で飲んでまあ美味しいと思うもの、だけでは説得力のあるリストはできないと思います。

そういう意味では私ン処のワインリストも開発途上、未開発、「もうちょっと気長に待ってね状態」であります。

が、
日本酒は違います。
品揃えだけなら、誰でもできる。
私ン処と同じものを揃えて、といわれれば少々の努力でなんとかなるかもしれません。
流通ルートをしっかり把握すればよいのです。

いい酒、有名な酒、手に入らない酒を置いている料理店は近所にもありますし、品揃えをみると一部分では「すごいな」と思わせるようなものを持っていらっしゃったりしています。

今、大事なことは自分が思いれを持てる日本酒を揃えられること、全体の味のバランスが整っていること、そしてなにより思い入れを表現し、お客様に楽しんでいただける料理も含めたトータルな実力を身につけること。

力のある酒屋さんがどんどん増え始めている現在、美味しい酒置くだけの店ではお客様は納得してくれません。その程度の料理店は簡単に作れます。私ン処はもうちょっと先を見つめていたい。

益々増えつつある酒屋さんのホームページを拝見するにつけ思います。日本料理店と日本酒の関係は疾風怒濤の時代を目の前にしています。