春は沼田だ


沼田と書いてヌタと読みます。


春には美味しい和え物です。


沼田には酢味噌が必要。酢味噌はマーケットでも売っていますが是非自分で作ってみてください。


白味噌西京味噌) 200g
卵黄            1個
酒           100cc
味醂           30cc


まず、白味噌 酒 味醂をあわせて鍋に入れます。
プロの世界では二枚鍋(湯煎)にして時間をかけて練り上げるのですが、直火でもOKです。味噌が沸騰したら極弱火にして焦げないように細心の注意を払って練っていきます。


味噌が次第に硬くなってきますので元の堅さになる直前まで練ります。
卵黄を入れてさらに数分練ります。玉子に火が入ったら仕上がり。
この練り味噌は冷蔵庫に入れておけばかなりもちます。


練り味噌がさめたらボールに練り芥子小さじ1 当たりゴマ小さじ1/2をいれ酢で柔らかくなるように泡立て器でのばします。さらに練り味噌をその20倍くらい検討でいれ、しっかりとダマができないようにあわせます。そして酢で伸ばしていきます。味を見て酢、芥子の調整をしましょう。


酢味噌は多く作りすぎると辛みが飛んで美味しくなくなります。練り味噌さえ用意があれば芥子、当たりゴマ、酢で合わせるだけですからその都度作ってください。


茹でた分葱(水気とぬめりをとったもの)と貝や烏賊、タコなどにかけて召し上がってください。


酢味噌さえ美味しくできれば極上の酒の肴になります。


私ン処ではこの時期、三河の赤貝、鳥貝、本ミル貝、平貝と分葱で沼田を作ります。時には酢味噌ではなくて黄身酢にする事もありますが三河の貝のおいしさは春が最高です。蛤のお椀とともに貝が春の近いことを感じさせてくれます。