サービス料の話もう一回


欧米ではチップという制度が当たり前にあり、子供の頃から親を見て育てばどんなサービスにはどのくらいの対価が自然とわかります。


フランスのレストランなどでは料理長は引退後老いぼれ、給仕長は退職後田舎に別荘を持つなどといわれると聞いたことがあります。それも、チップによる潤いのためだとか・・・


三ツ星レストランなどではクロークの冬のチップ収入は莫大だといわれます。
そういう店に来るお客が身にまとうコートが高価故にチップもそれなりになるからだそうです。


概してイタリアンやフレンチレストランとか海外のある程度のクラスのレストランのほうが(数少ない経験しかありませんが)チップに見合ったサービスを受けることが多いように思えます。それだけ、サービス陣が自分の振るまい一つ一つにたいする緊張感をもっているからでしょう。


やはり自動的にサービス料を頂戴しているようではいけないのかもしれません。


本当に気持ちの良いサービスができて、お客様が自然に出したくなるようなご祝儀が本筋なのでしょうが、「こんなサービス料取られるような事されてないぞ」とお客様から言われるのにハラハラしているくらいが丁度いい緊張なのでしょうか。