サービス料
結婚式場紹介というのはいつ頃から出来始めたものなんでしょうか。
貸衣装関連のもの結納関連のものという風に様々な形態があって、いずれにしてもある式場が決定した場合には式場から紹介所へバックマージンというのかキャッシュバックがあるものです。
飲食代の10%前後(?) (業界筋の方、違っていたらごめんなさい)
たとえば披露宴の飲食に200万円かかれば式場のサービス料と紹介所へのキャッシュバックだけで40万円。
飲食店のサービス料と同じように形にならないものへの料金です。これもサービス料の一つといえるかもしれません。
自分で式場へ行けば、あの趣向もこの趣向もとパッケージも含めてお仕着せの式になってしまう。紹介所へ行けばいったでお金がかかる。どうせ払うなら快適さのために明瞭な金額のサービスへのお金を払いたいというカップルが増えてもおかしくはありません。
というわけで、式場からのキャッシュバックは受け取らない、有料ではあるけど新婚カップルの側にたった結婚式、披露宴、ハネムーンの交渉、アレンジをします、というコーディネーターのような職業もでてきています。
ものには現れないサービスに払うお金というのは難しいものです。
日本人には馴染みがないのか。
いえ、昔からご祝儀というのがあります。
私などはこんな業種にいますからご祝儀の感覚が肌でわかりますが、若い世代は「気持ち=ご祝儀」ではなくて明瞭な明細が欲しいのかもしれません。
西欧にもスーパーVIPのためにヴァカンスのアレンジ、レストランの予約などをするサービスエージェントがいるそうです。
超一流のホテルの選択。予約が難しいレストランの席の確保。間際のファーストクラスの予約を始め快適のためのあらゆるアレンジを見事にしてくれるとか。そのかわり年間そのサービスのために莫大な金額を払い、しかもこのエージェントの会員になるための審査は厳しく、ウェイティングリストの数は膨大なのだそうです。
雲の上の話ではありますが。