なじみ


ある店の「なじみ」になる、というのは何回くらい通えばいいモンなんでしょうか。


ある程度敷居の高い店があったとします。
初めはその店の常連に連れていってもらう、または常連に紹介をしてもらう。これが「一見」(いちげん)です。


気に入ろうが気に入らまいが、なるべく早いうちにもう一回出かける。
この時には自分の名前で予約を入れます。
これを「裏を返す」といいます。
紹介された以上ここまでは必要になります。


三回目、本当に気に入ればここからが「なじみ」となります。この時には少々間をおいてからがいいそうです。


一見→裏を返す→なじみ


人情の機微に触れるような仕舞い方ではありませんか。
ただ何回もいきゃいいってもんじゃないのです。


「一見」とか「なじみ」という言葉生き残っていても「裏を返す」は死語になっています。


若者の間で使われるとかいう「オキニ」(風俗系??)なんてただ省略しただけのガサツな2〜3年でなくなってしまいそうな言葉です。


世間では公用語になりつつある「フリーター」などは「日雇い」の方が実体を表しています。


さらにTVにでてきて「カレシがーーー」などと性をあからさまにベタベタしている娘は「尻軽」と言います。


そして「援助交際」は「売春」とはっきり呼んだ方がいいのです。


若者が使うただ省略したり、行為を美化している言葉をマスメディアにのっかって気にする必要は全くありません。日本人が培った言葉を大切にしたいものです。