講釈氏


「東京のフレンチの〇〇〇うまいよねえ」
とか
「京都の〇〇は名店だよね」
などとよくお客様に伺うことがあります。


確かな情報のこともあれば、「そりゃ偏見じゃあ・・・」と思うこともあります。
批判はあまり重なるとそのお客様の人格まで低く見えてしまいますが、的確な評価は聞いていても気持ちいいものです。つい私も頭に乗ってその店の話で花が咲いてしまったりもします。


大概のお得意さまは確かな舌と的確な情報をもっていらっしゃるのですが、先日お見えになったお客様は最初から最後まで「寿司屋の〇〇はどうだ」「おでんやの〇〇はどうだ」「日本料理の〇〇はどうだ」というお話だけでした。でてくるのは京都、東京の名店ばかり。


確かにいい店ばかりです。
おっしゃるとおりです。


が、私ン処では「あんまり食べられないから1品か2品でいいよ」
「高い酒はダメだよ」
「生ものは食べられない」


えっ!それで「寿司〇」の評価しちゃうの?
で、東京や京都の名店に行くとたくさん食べていい酒いっぱい飲むの?


とは決して口にしませんが、
寿司〇のご主人が「店に来て他の店のお話ばかり聞くのはあまりいい気持ちではありません」
とあくまで謙虚におっしゃっていたのを知ってるかなあ。


近頃、愚痴や批判ばかりに日記に書いてる自分もどうかしてます。
ストレスたまってんなかなあ・・・