焼酎の國


鹿児島の方がご来店してくださいました。
浜松から鹿児島へ転勤なさったお得様とご一緒に。


お電話でご注文いただいたとき、焼酎をおねだりしておきました。


さすがは本場。
持ってきていただいた「国分酒造の芋焼酎」同じ蔵元の瓶熟成「がらるっど」(怒られるぞっていう意味だそうです)
両方ともすっきりした飲み口と余韻のあるアフターテイスト、ワイングラスに入れたくなるようなアロマ。


すばらしい。


お土産にいただいたこれらの焼酎も美味しかったのですが、お話がさらに素敵でした。


50代以上の焼酎の飲み方は、白波のロゴの入ったグラスにお湯の入ったポット。基本的にお湯割りだそうなのですが、30代〜40代は芋焼酎そのものの味わいを大切にしたくて、バカラや切り子のグラスなど器にも凝ってロックにするのだそうです。


さらに、お湯割りにするにも前日に蔵元の水で半々に割り、一日寝かせて黒薩摩の器で燗にするとか。


原料も黄金センガンから新しい品種も使われ始め、今年あたりから成果が見られるとか。


焼酎を文化としてとらえようとする努力を怠っていません。


芋焼酎の新しいおいしさは次々と見え始めてきていますが、もっと先には黒糖、クースーの未知な焼酎がまだまだありそうです。聞くお話、聞くお話、ホーーッと目新しいことばかり。


お付き合いができそうな優良な酒店もご紹介いただいて、どちらがお客様なのかわからないほど有意義な時間を頂戴しました。


梅割 ウーロン茶割り 胡瓜割り トマト割り 山葵割りはもうやめて、
「焼酎は翌日残らないから」という飲み方ももうやめて、


「焼酎はうまいから」と銘柄選びにワクワク悩みつつ飲んでいただきたい。


私ン処では。