いざ、ヨーロッパへ

ワインのごたくをあれだけ並べる以上、フランスへは何回となく出かけ・・・
などと思っていらっしゃるお客様もいらっしゃるようなのですが
はっきり申し上げます
一回も行ったことありません。


ブルゴーニュ ヴォーヌロマネ村のうわさ話とか
ジョエル ロブションがとか
亡くなったアラン シャペルがとか言っても
フランスで食べたわけではありません。


カッシーナのキャブDがとか
ハンス ウェグナーのチャイナチェアーがとか言っても
北欧はおろか、イタリアも行ったことありません。


ヨーロッパへ足を踏み入れたことがないのです。


ロンドン二日 パリ三日 ローマ一日のツアーを経験した方の方が
はるかにヨーロッパ通なわけです。


お恥ずかしい
穴があったら、というより穴を作ってでも入りたい



かの山本益博氏の「世界のとっておき」
という本がでまして
世界の各都市のホテルやレストランの情報が満載されています。
ページを開けば
パリではこことここへ、予約はこんな風に
ローマ フレンツエではここへ。
読んだだけで涎がでそうな計画書が続きます。


「行った気分だけ」は得意中の得意ですから
すでに気持ちの半分は満足してしまっているのですが
ホントにヨーロッパへ行ってみたいものです。


三ツ星クラスの予約は難しいんだそうですが
紹介者があるとないとでは内容が30倍は違うと聞きました。
三ツ星を何軒も経験したシェフから直接聞いたんですから間違いありません。
そういうお客様の場合、調理場全体に連絡が走るんだそうです。


シェフが言ってくれました
「フランスへ行くときは必ず知らせてください。私が紹介しますから」


これでうまいものが食えることは保証されました。
あとは金と、まとまった休日
三ツ星の予約を取ること以上の難関です。
2000年の、ではなくて2000年代には実現させます。