永久保存


ニューヨーク近代美術館には今世紀のすぐれた作品が永久保存されているそうです。
映画「ベンハー」の戦車シーンなんかも永久保存だとか、
私の大好きな椅子、カッシーナの「キャブD」もその一つです。


スチールの枠組みを皮で覆ったシンプルなデザイン
見てほれぼれするだけでなく
座ったときの心地よさは格別です。
もっともヨーロッパの優れた椅子はすべて座りやすいのですが
中でもこのキャブDとハンス ウェグナーのチャイナ チェアーに
座ったときの感触は忘れられません。
「あれ?なんだこれは」
「うっとり」
「ずっとこのまま座っていたい」


先日打ち合わせに入ったケーキ屋さんの喫茶部分に
このキャブDが・・・
「おっ!こんなお手頃価格の店にすごい!」
と思ったらそっくりの偽物(?)
座り心地はまるで違いました。


私ン処のカウンターの椅子にはカッシーナ

思っていたのですが
高さの点で具合のいいのが見つからずに
ルフレックスにしてあります。
イタリアの大理石にアルフレックスの椅子、象彦の半月膳
頭に描いた絵が80%は表現できたと思っています。


個人用としてもいつかはキャブD チャイナチェアーを入手したいのですが
お高い。
キャブDが十数万円
ハンス ウェグナーのチャイナ チェアーなんて確か50数万円
(ただ木製なのに)


でも、あのウットリ感、毎日味わえたら最高だろうなぁ


永久保存といえば
私ン処のお得意さまがデザインしたスピーカーも
近代美術館の永久保存だそうです。
すげーーー!
謙虚な方で人づてに聞くまで知りませんでした。
日記をいいことに、ああだこうだ言い続けるどこかの誰かさんとはえらい違いです。