街の酒屋


お付き合いをさせていただいている酒屋は皆
日本酒なりワインなり焼酎なり
かなり掘り下げている名店ばかり
その勉強ぶりがんばりぶりには頭が下がるばかりです。


それに反して
いわゆる普通の街の酒屋さんは苦戦を強いられています。
意識の低い酒屋さんはこの時代生き残れないかもしれません。


専門店として各地の蔵を回り、長い期間をかけて研鑽を重ねるか
安売り店として起死回生にかけるか
酒類販売の免許を利用してコンビニに生まれ変わるか
そんな勇気も努力もない店はなくなっていくでしょう。



私ン処でも父の時代から
つまり
酒とビールをとりあえず置いておけば売れる時代から
お付き合いのある酒屋さんとの取引もまだ一軒だけあります。


恵比寿ビールをもらうだけなのですが。
冷酒専用の冷蔵庫もなければ
ウイスキー正規価格しか知らない
ワインにいたっては「カベルネ?それなに?」ってな具合で
見るべきものは全くない。
ホントに全くない。
ただ、走っていける距離、休日も営業してるっていうメリットがあります。
それだけ
と思っていたのですが


今日前を通りかかると
ミシェル グロのオーコートデニュイ’96が並んでいるではありませんか。
このワインすごくいいんです。
’96はオーコートデニュイとは思えないほどすばらしい。
私ン処でもお手ごろ価格の最強ワインといっていいでしょう。
なぜ?
そうとは知らずに問屋から仕入れたのか?
どこかで教えてもらったか?
値段は私が仕入れた価格の3割以上高いけど
グロがあるってだけで驚きです。
そのうちヴォーヌロマネ クロデレアが並ぶか?
そうしたらまさに奇跡が始まります。
んなわけないよね。