1泊修行その4


「スタミナ苑」を超満足で出た私たちが向かった先は
「NOBU」
話題の店です。
鉄人森本なんとか(?)がニューヨーク店でシェフを努める「NOBU」の東京店


あの「スタミナ苑」のシチュエーションから
一気に食の最先端「NOBU」へ行くんであります。
ニンニク臭い口臭 服にたっぷりしみこんだ焼き肉臭さのまま。


パークハイアット
スタミナ苑
NOBU
なんてすごい落差でしょう。


落差というのは味の点でも満喫できました
いえ、決してNOBUが不味いわけではないのですが
あらゆることをほおって置いて、
ひたすら食材の鮮度と質の高さだけを追求する「スタミナ苑」
に対して
食材の質の高さと鮮度だけはほおって置いて(冷凍養殖)
料理の大胆さと奇抜さ
つまり歌舞伎でのケレンとかミエみたいなもので主張する「NOBU」
さらに料理以外の
立地 建物 内装 照明 器のハードウェヤーから
従業員の気の利いた会話 きびきびし身のこなし 服装
もすべて含めて
笑ちゃうくらいの落差です。


客層を見ればほんとに声を出して笑いたくなるくらいです。
「スタミナ苑」は「喰いたい」だけでひたすら並ぶお客
「NOBU」は「ここに座ってる私ってかっこよくない?」っていう日本人と
「日本人の店ってダサイからここに集まるの」っていう金持ちのアメリカ人
もしくは自分では金払わないアメリカ人
(ヨーロッパ人はこういうアメリカチックなの嫌いでしょう)
けちな欧米人がよくこの高い店にやってくるものだと不思議でなりません。


ただ、サービスの質の高さ(アメリカ的な)はたいしたもので
この子一人いるだけで地方の店なら大繁盛
ってな子がウロウロしています。


私たちはスタミナ苑で満足していますから、料理のことはもう笑って済ませられます。
ワインがべらぼーな値段でも
カベルネ ソービニオンの残糖感たっぷりのナパワインに寿司を勧められても
寿司に合うワインをお願いしてカリフォルニアのシャルドネをあけられても
サービスが気持ちよければ
まっ、いいかって思ってしまいます。


終いにはこんな時でなければもちだせない
チョコレートにカベルネのマッチング
聞いただけで気持ち悪いけど
アメリカ人にはこれがいいんだそうで、一度試してみたかったのです。
この店なら受けそうですし・・・
店自慢のチョコレートのスフレにカリフォルニアのカベルネ ソービニオン
・・・・・・・・
やっぱアメリカ人って味音痴だわ