この数年で1番


KEITH JARRETT "THE MERODY AT NIGHT WITH
YOU"
ジャズピアニスト
の範疇だけでは語れないピアニストの最新盤です


音楽はかなりの大音量で聴かないと気が済まない方です
私がゆっくりできる時には
すでにスピーカーをパワフルに鳴らす時間帯ではなくなっていて
当然のように
ほとんどヘッドフォンを使用することになります。


ちなみに
speakerはB&W ”Silver Signeture"
headphoneはAudio-Technica ATH-W11JPN
(オーディオファンのためだけのお話)


が、
このKEITH JARRETT "THE MERODY AT NIGHT
WITH YOU"
必ずスピーカーから音を出したいアルバム


部屋の中に”I LOVE YOU PORGY"の最初のフレーズが流れただけで
時が上質なものへと一変します。
おそらくK.JARRETTは一曲のために何時間も何日もかけてピアノに向かい
アプローチの試行錯誤を繰り返し、熟成を重ねたと思われます。


「ケルン コンサート」を頂点とするソロ パーフォーマンスとは
全く違うソロへの向かい方
それはこれまでのスタンダード トリオとも違います。
多弁でなくても、これ見よがしのテクニック、突出するドライブ感が強調されなくても
一台のピアノだけで最上級の音楽が構成されるのです


スタンダード ナンバーを取り上げるピアノソロの世界が
このアルバムで完成されたといっても過言でない金字塔といっていいでしょう。


最近、アルバムを1枚通して聞く集中力がなくなっていました。
音楽への情熱がうすくなったとは思いたくないのですが
2〜3曲でつまらなくなって
本を読みながら聞いていたり、PCをいじりながらだったり・・・
こんなことの繰り返しだったのです。


ところが、このK.JARRETTは集中力がとぎれません
なあんだ
自分集中力の減退じゃなくて
このごろのアルバムがつまんなかったんだ。
(人のせいにしていいんだろか?)


この"THE MELODY AT NIGHT WITH YOU"
歴史的名盤と呼ばれることになる
はずです(?????)


ありとあらゆる人にお勧め