アーアーこんな物作っちゃって


もうはいりません。
これでも店を建て直すとき大きくとったつもりだったんです。


ワインセラーのこと。


だってとっておきは、ほしいときワインやさんへ行けばいいヴィンテージだって
簡単に手に入ったんです。安く。
だから、店で熟成させようなんて考えなくてもよかったんです。
これほんの2〜3年前の話。


が、
このワインブーム。
もう少々下火になったとはいえ、
ボルドーブルゴーニュ飲み頃の
いいヴィンテージはどこいっちゃったの?
あっても、とんでもない値段。


ブームのおかげで、暗くてながーい「赤ワイン不遇の時代」から
明るい光が見えたとはいえ、持ち玉に苦労するようになってきました。
ワインを取り巻く環境は一気に変わっちゃった。


どうしたらいいか。


買っとくことです。一番安い出たっばかりの時。
とすると、自分処で熟成させなきゃいけない。


で、
もっと、さらに、大きなワインセラーが必要になります。
お客さまからは「自分がうまいの飲みたいだけじゃん」
と公私混同を指摘されますが、ーーーその通りです。


今度は、一坪タイプ。何百本の単位で入っちゃいます。
自分でも、こんなもん造っちゃってと、後ろめたい気持ちもほんの少しあるのですが。
おいしいワインを安く飲むため、いえ、飲んでいただくためです。


95年96年の数々。
ピリニー サシャーニュモンラッシェ村の
ルフレーブ
エティエンヌ ソゼ
ギイ アミオ


ムルソー村の
コシュデリ
シュバリエ
極めつけマダムビーズのグッドドール


コルトンシャルルマーニュ
ルイラトゥール
ヴェルジェ
大好きなベルジェは
ほかにもいっぱい。


ヴォーヌロマネ村は
エマニュエル ルジェ
メオ キャムゼ
アンヌグロ ミシェルグロ グロフレールエセール
モンジャールミュニュレ
DRCは無いけど、ルロワはもちろん。


ボルドーは、ーーといっていると
ずーーーーと続いてしまうので
「持ってるけどまだリストに載らない子供たち(ワインたち)」
のページも作ってみましょうか。


というわけで
やっぱりまっとうな商売をしようと思ったら
ちゃんとした方法でワインを手に入れ、熟成させなきゃいけません。
そのための今回のワインセラーです。


料理と同じ、おいしいもの食べて飲んでもらいたいから。