ほろ酔い祭り


昨日までの三日間 恒例の「ほろ酔い祭り」が行われました。


これまでにもご紹介したことがありますが、三枚綴りのチケットを買って、三件の料理店をはしごするという企画です。


私ン処では
料理のチョイスを


三時間蒸した豚バラ肉と地元農家さんの大根 胡麻味噌かけ
自家製の出汁巻き玉子サンドイッチ
牡蠣アラレ揚げ 浜名湖の新海苔あんかけ


から一品


飲み物は
定番ビール ガージェリー エステラ スタウト
日本酒は日替わりで
ゆきの美人 特選純吟
貴 雄町純米吟醸限定 二年熟成
房島屋 兎心ブラック 無濾過生原酒二年熟成
東洋美人 地帆紅 2015 限定純米大吟
若関 活性純米 にごり
開運 純米無濾過生原酒 にごり
鍋島 純米吟醸雄町 二年熟成


などといった選択肢をご用意しました。


昨年までとの違いは、メニューから日本酒を選んでいただくのではなくて、私がお客様に直接お酒の特徴や蔵のようすなどをお話ししながら選んでいただいたこと。


普段から実感していることながら、お酒を仕入れ、選び、熟成させている私自身が自分の言葉でお客様にお話しすることの大切さをよりいっそう感じたのでした。


そう、わかっていることなのです。


それが店のスタンスであり、スタイルなのですが、ほろ酔い祭りは日々100人からのお客様が入れ替わり立ち替わり来店されるお祭りで、一人一人に語りかけることができずにいたのでした。


スタッフに恵まれて、今回普段の店と同じことをやってみて、改めて、スタイルを押し通すことって大事。。。と実感したのでした。


単純なことなんですけどね、メニューを見て選ぶのと、店主が自らお薦めするのってお客様にとっては大きな違いなんですね。


「ああ、この店ってこんなことしてるんだぁ」と感じていただけたら嬉しいことです。



とはいえ、ほろ酔い祭りで支払う金額の20倍以上のお金を通常営業に払う気になるかどうかは別のお話。20倍以上の価値を持たせる努力は惜しまないつもりで日々仕事をしているんですけどね。