手取川の「露堂々」は手取川の中でもとりわけ好きなお酒です。
「露堂々」は手取川では「つゆどうどう」と読んでいますが、禅語で「明暦歴露堂々」(めいれきれきろどうどう)の言葉からとっているのだそうです。もちろん私は後で調べて知りました。
先日のお客様、妙齢のご婦人がこの「露堂々」のラベルをご覧になり、
「明暦歴露堂々。。。でしたよね、確か」とおっしゃるではありませんか。
素晴らしいなぁ、その素養。
欧米では「詩人の○○が好き」といったら、その詩人の誌の2編や3編をすらすら暗唱できるのが当たり前であったといいます。日本でも、戦争前漢文の素養は教養人の大切な資質のひとつであったとか。我が身を振り返ると。。。ああ。