為末大が読み解く! 勝利へのセオリー


オレグ・マツェイチュク  


パク・ジュボン


この二人の名前、知ってました?


(もしかしたら世間的にはものすごく有名なのに私だけが知らなかったのかも?)


オレグ・マツェイチュクはフェンシング日本代表ヘッドコーチ。そういえば、ロンドンオリンピックの団体銀メダル獲得の瞬間に見知らぬコーチらしき外国人が飛び上がって喜んでいた映像があったな。。。くらいにしか覚えていません。


日本を世界トップレベルへ押し上げたのはウクライナからやって来たこのマツェイチュク。彼が十年かけて育てた選手たちが2大会連続メダルの立役者になっていたんですね。



パク・ジュボンはバドミントン日本代表を率いるコーチ。ロンドン五輪、女子ダブルスで藤井・垣岩ペアの日本初の銀メダル獲得の時、コーチ席に座っていたのを見ていたのに、彼が韓国の国民的英雄、現役時代は国際大会の優勝67回、シングルス103連勝という前人未到の記録を達成した名選手であったなどとは露程も知りませんでした。なにしろ、バドミントンといえば、オグシオくらいしか知らず、しかも、メディアの尻馬すっかり踊らされて、オグシオが世界のトップクラスと互角に戦えると思い込んでいたという認識不足。ロンドンの銀メダルも棚ぼたの銀くらいにしか思っていなかったのです。






この偉大なコーチたちを知ったのはNHKBS 「為末大が読み解く! 勝利へのセオリー」という番組からでした。為末大というスポーツ選手の中では異能と思えるほどの知性がこの番組では光っています。


選手よりも監督にばかり偏るメディアがいる一方で、有能な監督コーチにまったくスポットライトをあててこなかったおかしな偏向に気持ちよく風穴を開けてくれる番組。目が離せません。