現役復帰


もう身もだえするほど羨ましい。。。というか、はっきりほとんどねたましいといったほうがいいかもしれません。いいないいないいな。



ほんの数日前、私が学生時代に所属していたバンドのOB達の演奏です。


一緒にステージにたったメンバーも中に何人もいて、みな年齢相応に白髪が増え、頭がはげ、老眼鏡をかけなければ譜面が見えない40-60代おっさん、おばさんばかりです。全員が現役時代から20-40年も経て、毎日練習なんて夢のまた夢、仕事だけでなく、家族もきっとどこかで犠牲にしているはずなのに楽器を持ち続けていたのです。しかも演奏を楽しんでる。


ベースの先輩Oさんなんて、私が現役学生の頃のOB演奏ではよれよれ(といっては失礼ですが)であったのに、もう「あれは幻?」と思うほど音程も正確だし、ビートも素晴らしい。60代後半で上手くなっちゃうなんて。。。。大体、昔はOBの演奏はよたよたであればあるほど微笑ましく拍手を浴びていたのに、みんなちゃんと上手いのも悔しいではありませんか。たぶんリハーサルもほんのちょっとしかしていないはですし、寄せ集めのメンバーなのにこれです。しかもいっしょにfacebookの写真で見たバックステージのメンバーたちはもう満面の笑顔で小憎らしいんであります。


もちろん、全員が現役時代に比べるべくもないはずなのに、現役時代よりも楽しさがいっぱいにあふれています。


カウント・ベーシーの”In A Mellow Tone"ってのは聴くよりも演奏して音楽の中に浸ってスウィングしているときがなによりも楽しい曲なのです。


ああああああ やっぱり楽器を持って音の中に身を置かなくちゃぁだめだ!


忙しいから なんて言い訳してちゃぁだめだ。


「いつかきっと は 今なんだ」