ダンス


中学で、「ダンス」が選択授業に組み込まれるんだとか。どうやらオジサン達の認識の中ではそれはストリートダンスの類いなんだそうな。


歌謡界を見渡せば(って見渡たすほどTV歌謡番組を見ていませんが)流行の音楽はダンスといっしょに広まっているらしいことくらいは、オジサンにも理解できます。東京あたりでは、少女時代の「○○」の振り付けを憶えるためだけのダンス教室があるですって。そりゃ、オジサンがみてもそれらが超カッコイイとは思うのですが、授業でダンス・・・って。。。。(教師が大変)


カラオケにいったのは四半世紀前に一回だけというくらいに、「カラオケに馴染みのない私」にとって、その100倍ダンスには馴染みがない・・・どころか、踊るって事がほとんど異星人の所行と思われるほど、リズムに合わせて身体を動かしたことがありません。周りの友人知人のことを考えても、踊っている姿を想像すらできないのが99.9%で、これくらい世代間格差があるものも少ないのではないかと思うのです。まっ、いいんですけどね、楽しく踊ることになんの文句もないわけで、そういう風に楽しめる若者を羨ましくさえ思います。


これって身についたリズム感の問題なんでしょうかね。


ダンスビートはともかく、普通の8ビートでさえ私にはトラウマのような苦い経験があります。


大学のジャズビッグバンドの練習で、中学時代からなじんでいたフォービートは自然に刻めるのに、もっと単純な8ビートが刻めなかったのです。詳しく言えば、音符通りには弾いているのですが、ノリがへんてこ。クラシック音楽の奏者がジャズ(フォービート)を初めて演奏すると、飛び跳ねるスタッカートリズムになっちゃうみたいな感じなのですね。それって、身体の中に8ビートが馴染んでなかったのからなのです。一生懸命当時隆盛の勢いだったスティーヴィー・ワンダーを聴いたり、リズムに合わせて身体を動かしながら楽器を鳴らしたりしても、好きじゃぁないからダメなんですね。


極めつけは、FM東京(当時)が主催したコンクールで、バンド自体はかなりの高評価をもらったのに、審査員の寸評で猪俣猛さん(超有名ドラマー)に「あなた、フォービートはあんなに上手なのに、8ビートは最悪だねぇ」と酷評されてしまったことがありました(音声はそのままFMでオンエア・・・大恥)


きっとあれからだな、私の8ビート恐怖症。


50代以上でダンスが得意な人・・・どれくらいいるんでしょ?「カラオケ行く?」はあっても「踊りに行く?」聞いたことがないもんなぁ。