食紅


掃除をしていたら倉庫の奥の方から食紅の缶が出てきました。



奥の方から出てきたというのはとりもなおさず、ずっと長い間使ったことがなかったということです。


私が若い時分には、食紅を始め、青、黄色、紫などの色粉を使うことはごく普通のことでした。色をちょっとつけて鮮やかにする・・・ナチュラル志向の昨今では考えられない手法も、様変わりしたのはそう昔のことではありません。


春になってちらし寿司を献立に載せたくなる頃、海老のおぼろを作るには色粉でピンクを強調するものであったのに、今では海老の自然のピンクで十分と思うようになっています。


時代が変わったんだなぁ・・・と思いつつ、この缶はゴミ箱へ。