雑感


ずいぶん久しぶりに矢野顕子さんの1992年(だったか?)作品”Welcome Back”をiphoneに入れて聴いていました。


しょっぱなの”It's For You”が本当に本当に素晴らしい。

PAT ファンにとっては名アルバム”As Falls Wichita, So Falls Wichita Falls” での演奏が耳に残っているのですが、演奏の”熱”という意味ではアッコちゃんのこのパフォーマンスは歴史に残るものです。他の曲と違うのはアッコちゃんのジャズ魂が全開になっていること。


Pat Methney  Charles Haden  Peter Arskinにこんな演奏されてのほほんとしていたら、音楽家としてどうかしてます。私なら演奏しながら間違いなく泣いちゃうな。特にPeter Arskinのドラムスがとてつもない。全員を鼓舞し、焚きつける焚きつける。粒だった切れのある音群と絶妙なチューニングで耳に心地いいだけでなく、羽が生えて上空に飛んでいってしまいそうなドライブ感。スタジオ録音でこれが可能であることが超一流の証です。


思わず仕事の手を止めて聞き入り、目頭が熱くなっていました。