グラフの効用
万年ダイエッターの唯一の信条は、「○○ダイエットなんて信じるな。王道あるのみ」なんであります。
王道とは、正しい運動と食事。有酸素運動のウオーキング、ジョギングに無酸素運動の筋トレ、頭が痛くなるようなカロリー計算はしないけれど、食べたものを毎日は把握しておくこと。
なんて立派なことをいっていますが、これがきちんと守られれば万年ダイエッターであることはないのです。できないから万年ダイエッターなんですね。
店をリニューアルして仕事が忙しくなることは充分予想していて、「日課のウオーキングもできなくなるかも・・・」と思っていたら案の定ウオーキングの時間も、寝る前のちょっとしたストレッチ、筋トレも疲れ果ててできなくなっていました。この仕事をしていて明らかに普段よりも太ってしまうのは、忙しい12月と暇な8月。忙しいと「とりあえず食べなければ・・・」と大食いをし、暇だと「ゆっくりたっぷり食べてしまう」という両極端の時期なんであります。リニューアル直後の今はまさにダイエットにとっては最悪の時期です。
そんな中、「そうだ、記録するだけダイエットってのが・・・」 王道をこなしている時間と精神的なゆとりがないときに信条を曲げて(というほどでもないですが)記録だけも少しは維持できるかもしれないと、購入して間もないiphoneのアプリを使ってみたのです。
もちろん王道を続けるにも記録は大切かもしれないと思い、手帳に日々食べたものと朝晩の体重を手帳に書き込んではいました。しかし、岡田 斗司夫氏がいうように書くだけではやせようはずもありませんでした。
ところが、ところがです。
運動もしていないのに、カロリー計算もしていないのに、リニューアルで忙しいはずなのに
体重が減ったのです。王道でがんばったときとほぼ同じ体重にまで。
なんということでしょう。
違うのは「折れ線グラフ」
体重は書くだけではだめで、グラフで視覚的な強制力が効果的であったのです。大切なのは計り始めの体重に一回ももどっていないこと。
iphoneのアプリは朝晩の体重を入力すると、自動的に折れ線グラフを作ってくれるのです。これが効果があったとしか思えません。「グラフが増えただけじゃん」と私も思っていたのです。が、結果はストイックに続けていたウオーキングやナルシスティックになってしまいそうな筋トレ以上に短期間で「私的には」効果があったということです。
あんなに一生懸命にやっていた「王道」はなんだったんだろう??