お得意様のありがたさ


6月21日の開店に向けて、日頃なかなかお伺いできないお得意様のところへご挨拶まわりをしています。


直接私が出向かなければ意味がありませんので、毎日少しづつですが地道に出かけています。


皆さんお忙しい方々ばかりですから、お仕事中にお時間を頂戴するわけにも行かず、「どうぞよろしくお伝えください」と名刺を置いてご挨拶をしてくるだけなのですが、有難いことに、仕事を放って現れてくださったり、帰宅後お電話で「がんばれ」とおっしゃってくださたっり、mailで暖かいお返事を投げかけてくださったり・・・涙が出そうになります。さらにはすぐさま予約を入れてくださる方もいて、こういうときにお得意様からいただく力の大きさをジンジン感じます。


それは普段直接店でお相手するお客様だけでなく、web上でも力強いバックアップをいただいています。web上で「弁いち 新装開店だってさ」と書いてくださるだけで、DMを数万枚送るのと同じ効果を持つ方からの力、twitter上で「行かなくちゃ」とおっしゃってくださる方の力、単純にDMや広告媒体を使わなくても感じる手ごたえは他にもあるのですね。


料理屋冥利に尽きるというのはこういうことをいうのです。手を合わせて心の中でお礼を申し上げています。


主人の顔が見えない料理店、お得意様を店側が特定できない料理店がますます増える中、長い時間をかけて地道に築き上げてきた店とお得意様の関係をこれからもなにより大事にしていく店。その目標は店が新しくなっても変ることはありません。