読者の反応


netが今ほど広まっていないころ、作家の先生方は自著の感想を本に添えられた葉書で送られてくるのをとても楽しみにしていた、と聞いたことがありました。


大舞台で活躍している作家などという存在は、自分の作品に絶対的な自信を持っているに違いないと思い込んでいた私には、大作家といえども読者の反応にとても敏感であることをしって半ば驚いたものです。


それは例えばミュージシャンであっても同様で、ファンの「素晴らしい」「面白くない」に一喜一憂するのでしょう。



サイトで駄文を書き連ねている私程度のweb日記書きにとっては「面白い」なんてお言葉はほとんど「絶賛」と同様に思え、「読んでます」と聞くだけでその日一日ウキウキするほど嬉しいのです。


ただ、作家に葉書を送る読者が少数派であるように、日記への反応というのは私の場合それほど頻繁ではありません。


先日お客様のお見送りに玄関先でご挨拶をしていると、店の前を通りかかった方が「日記読んでますよ」と声をかけてくださいました。web日記は公に発信しているせいか、お客様以外に身近で直接言葉をかけていただくことがないので、これは嬉しい。


今日お越しいただいたお客様も、先日書いたドニー(ダニー)ハサウェイのことなど事細かに日記をチェックしてくださっているようで、これも身が引き締まるような思いになります。



料理もweb日記と同様に、自分が表現したものを「美味しい」「面白い」「あれはちょっとね」「こういう風にも考えられるかも」などなど、コメント欄やmailで反応してくださることがどれほど私のモチベーションを高めていてくれているかわかりません。板前風情の言うことです。お気軽に声をかけてくださいね(ほめられて伸びるほうなのでできればその方向で。。。)mailにもちゃんとお返事を書いているつもりですし。お得意様への第一歩は「反応」から・・・です。