連休の映画


巷では五連休ですが、仕事があったりなかったり・・・で、丸一日休んだのは22日のみ。ほかは断れない注文を少人数でこなしていました。とはいってもふだんよりずっと時間があります。


ここぞとばかりにBSで録画しておいたジェームス・アイボリー「日の名残り」(三度目再見)「モーリー」 DVDで、見逃していた「ウォーリー」「W」(ブッシュ) 「フロスト×ニクソン」 「クレヨンしんちゃん 大人帝国の逆襲」 映画館で「レスラー」


ロードショウよりも半年遅れの「レスラー」はずいぶん話題になっていたのにこの地では上映は無理か・・・とあきらめていただけにスクリーンで見られたことが有難い。


主演のミッキー・ロークが実生活さながらに落ちぶれ役を演じ、「ナインハーフ」のころからは想像もできない変わりように唖然としました。アカデミー賞授賞式でその姿を見ていたものの、映画の中で演じられているロークの姿はさらに壮絶です。


昭和30年代 力道山のころから長い間プロレスをリアルな格闘技の信じて疑わなかったように、ロークの演技が迫真に満ちていてレスラーを演じるロークがそのまま実生活でもそのままであるかのような錯覚に陥ります。さらに壮絶なのがマリサ・トメイ。つい最近DVDで「その土曜日、7時58分」でも同じように彼女の演技は演技を超えてしまってその人そのもののように見えてしまうのです。しかも今回のそれは落ちぶれたストリッパー。実生活でもストリッパーではないかと思うほどリアルです。先日感動した「ダウト」のメリル・ストリープ フィリップ・シーモア・ホフマンに感じたのは役者が演じている姿に打たれたのに対して、こんかいのローク〜トメイは彼らが演じているのを忘れてしまう自分に気がつきハッとします。役者というのはここまで到達できるものなのですね。



もうひとつDVDで観た「ウォーリー」に激しく感動。


全く興味がなかったピクサー映画、こんなにすごいことになっていたのかぁ・・・知らなかった無知な私に後悔。


ジョン・ラセター恐るべし。