イスラエルとパレスチナ


イスラエルパレスチナ  生半可な知識でこの二つを語ることはあまりにも危険ですが、悲惨な国の事情を知る機会は少しでもあった方がいいに決まっています。加藤周一さんがおっしゃったように「それでも知っていたい」のです。


ちょっと前に週刊ブックレビューに四方田犬彦さんが登場していたのを見て、四方田さんの評論をまとまっては全く読んでいないことに気づきました。



手にしたのが「見ることの塩 パレスチナ・セルビア紀行」


四方田さんがテルアビブ大学に派遣された数か月に精力的にイスラエルを見た印象を書きとめてくれています。その内容の綿密で複雑なことと言ったら頭を抱えるほどです。とはいえ、いかに難しい問題が横たわっているかを認識しただけでも大きな収穫でした。


さらに関連して、デビューから注目し続けているNoa(イスラエル出身のシンガー)がパレスチナのシンガーMira Awadと”There must be anotherway”というアルバムを出しました。ユーロヴィジョン2009にも出演していてこんな映像も(アラビック容姿の髪の長い女性がNoaです)


紛争の中でもこういう試みが。でもアルバムは日本発売はされていないみたい。意識は想像以上に低いんですよね。