お勧めに耳を傾ける


先日ウオーキングシューズを購入した店では、ご主人のお勧めに従ったことでいい買い物ができました。


「やっぱりプロの助言は違いますよねぇ」と申し上げると、「お客様皆さんが私の言葉に耳を傾けてくださるとありがたいんですけどねぇ。自分で選んじゃう方が多いんですよぉ」と。



ある高名なソムリエさんがワイン誌のインタビューに答えて「リストは確かにしっかり書いてあるつもりなんですが、ワイン通といわれる方はご自身で選ぶ方も多いんですよ。ちょっとでいいですから私の言葉にも耳を貸してくださるとよりいい選択ができるんですが。。。。自分で選んだワインの状態は自分が一番分かっているつもりですから」と。



同列では考えられませんが、一見のお客様はとかく「お酒(特に日本酒)は自分で選ぶもの」と信じている方もたくさんいます。日本酒リストは用意していますが、私ン処でリストから日本酒を選ぶよりも、「お奨めは?」と一言おっしゃってくださるとよりいいお酒が出てきます。


一見でもお客様の口から「お奨めを・・・」と言っていただくためのリストの表記を、嫌みなく表すためにはどうな風にしたらいいものか。難しい。いっそ、リストをなくしてしまうってのも???