器 次々と

clementia2008-09-17



染付けの醍醐味は白い生地に描かれた絵の美しさにあります。


器シリーズでたびたび登場している林和一さんの絵付けはしなやかで豊か、繊細で豪胆、ひとめで「あっ!和一さんだ!」とわかる独特の筆遣いです。これがいいのです。好きです。


ぞろぞろと並べてみた和一さんの染付け。鉢あり片口ありお向あり盃ありと多種ですが、ひとつひとつが絵画を楽しむように眺めることが出来ます。それもそのはず、林和一さんは陶芸家であると同時に版画家でもあるのです。きっと放っておいたら一日中絵筆をもってなにか書いていらっしゃるのではないか?と思うほどなのです。


こういう作品を扱っていると人には持って生まれた才能というのが間違いなくあるのだな・・・と実感します。