豊作


食材と違い、秋の映画は夏から打って変って豊作です。三週続けて映画館に足を運ぶのは久しぶりかも。


先々週は「幸せのレシピ」  「リトル・ミス・サンシャイン」でアカデミー賞ノミネイトされた子役、アビゲイル・ブレスリンがお見事。”No Resavations”に「幸せのレシピ」という邦題をつけるセンスもグッドです。料理に携わる身には丁寧に描いた調理長の仕事や調理場の風景が心地いい映画です。秀作。


先週は「グッド・シェパード」 デ・ニーロ監督 監督としての才能もぴか一です。CIA初期のお話をマット・ディモンがじっくりと演じます。彼は若くして名優の仲間入りをしていることはこの映画を見ても間違いありません。もうすぐ公開になる「ボーン・アルティメイタム」での工作員と比べても(前作前々作から察するに)同じ俳優が演技しているとは思えないほどの迫力です。名作。


そして昨日は「ブレイブ・ワン」 ジョディー・フォスター作品は絶対見逃せません。素敵です、ジョディー。「パニック・ルーム」「フライト・プラン」と近年アクション映画の出演の印象が強い彼女ですが、どんな作品に出ても人間の内面の壊れやすい精神を乗り越えようとする女性を演じさせると、もうそれだけで映像に釘付けになります。ジョディー・フォスターを見るだけのために行きたい映画。