産地

clementia2007-06-01



異常気象のせいか今年はつい最近までアンキモを使っていました。


お客様に「時期はずれなのになんでこんなに美味しいの?」とお褒めいただくことがあります。


実をいうと冬の時期にこのあたりの居酒屋さんなどで献立に上るアンキモは輸入品、下手をすると「アンコウらしき魚」から取れた肝である場合もあるのだそうです。店で使わせていただくの青森や山形のアンキモ、鮮度も素性も違うのですからどんなヘボな板前が調理してもそれなりの美味しくなってくれるのです。


味の違いがあるとすればそれは産地の違いなのです。




写真に載せたのは出回り始めた蓴菜です。左側が私ン処で標準的に使う蓴菜、秋田産です。同じように右側、下も秋田産なのですがまわりのプルプルゼラチン状の違い、大きさの違い、後味の違いなどなど値段なりに味わい食感とも違います。


同じように秋田の文字が見えても、場合によっては秋田のタネを中国へもっていってかの地で栽培されたものもあるのだとか。。。


創作能力も調理技術も劣る私はひたすら素材に頼るしかありません。使う品物は当然限られてくるんですね。