眼鏡選び


眼鏡をかけるようになって数年(老眼鏡です@涙) 始めてサングラス以外で手にした眼鏡がいよいよ金属疲労で折れてしまいました。


眼鏡は一番近所のこの店でしか買ったことがありません。もちろん近くて便利だからではなくて、こちらのご主人のセンスに絶大な信頼を置いているからです。


眼鏡というのはネクタイや着物と一緒で、素人が「私にぴったり」と選ぶものと、プロの選択では驚くほど違います。


信頼しているブティックで「こんな柄のタイ、私に似あるわけないよぉ」といやいやしめると、、、、「あれまっ、いけてんじゃん。さらにシャツ、ジャケットとの相性も最高」


着物屋さんで「この着物にこの帯???そりゃ無理でしょ」と合わせてみると(私のじゃありません)、、、、「ものすごく粋な仕上がり」


などとなんど驚かされたことか。


同じマジックをこのご主人は見せてくれます。



まず選んでくださったのがテオ しかもフレームがパープル。


エルトン・ジョンじゃぁないんだから」と眼鏡経験の少ない私は、冒険が出来ないコンサバファッションばかりが常で、恐る恐るかけてみると・・・・そこにこれまでと違う自分がいます。「おお!」


「へーーー、こんなのでもあっちゃうんですねぇ。おもしろーーいおもしろーーい」


さらにアラン・ミクリ クロム・ハーツと出てくる品物はすべて自分では絶対に選べない尖がったやつばかり。なのにかけてみると案外私らしい姿に落ち着くのです。


しかも、以前に私がこの店で買ったアラン・ミクリやクロム・ハーツのサングラスのデザインや価格もご主人の頭に入っているのでしょうね。分相応よりも少し高めのところをきっちり押さえてくれます。まるで熟練の整体師にツボを押さえられているようです。


で、結局選んだのは最初に見せてくださったパープルのテオでありました。お財布さえ許せばクロム・ハーツも欲しいなぁ。