出物か?


ワインの場合、お付き合いのある酒屋さんから「○○入荷しました。○○本のみ」とFAXやmailが入ります。


田舎町の小さな日本料理店の消費量は知れたもの。好きなものを好きなだけ仕入れても在庫が増えるだけです。ケースで購入するのはよほどのお気に入りか、出物があった時くらいです。



昨日、酒屋さんから入ったFAXのリストの中に「シャトー・ボーセジュール・ベコ1998 24本入荷」とありました。


ボーセジュール・ベコはボルドーサンテミリオン地区のワイン。1980年代に屈辱の格付け落ちの試練を乗り越えて、ミシェル・ロランコンサルタントのもと、脚光をあび始めている・・・くらいの「知識」はあったのですが、実は味わったことは一度もありません。たくさん買ってあった同じようにミシェル・ロランの「ボン・パスチュール1997」は、値段も味も奇跡的に素晴らしくて、私ン処の多くのワイン好きの顔をほころばせてきたのですが、先日最後の一本が終ってしまっていました。


ケースで持っているメルロベースのワインは「プチ・ヴィラージュ1995」「シャトー・メルシャン1999」くらいになってしまっているセラーの在庫を考えると、ボーセジュール・ベコはねらい目かも?値段も納得できますし、聞けば1998のポムロール、サンテミリオンは秀逸な出来なのだそうです。いくつものヴィンテージを飲んでいるワインであれば、特定のヴィンテージの味の想像はそれなりに出来るのですが。。。一本もらって味見をしてから・・・なぁんて考えていたら、有能なソムリエとたくさん付き合っている店に24本では遅すぎます。冒険ですが、一瞬考えて「一ケース買い!」のFAXを入れてしまいました。


果たして吉と出るか凶と出るか。ハラハラ。



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