今回のチーズ
今回送っていただいたチーズ各種。
トロットロのウォッシュタイプ エポワス。
糸を引いているほどの熟成のブルーチーズロックフォール。
濃いバターのようなこくのあるデリ・ド・ブルゴーニュ。
パンチのあるハードタイプ、アッペンツェラー・エクストラはスイス産で始めていただきます。
コルス産のフルール・デュ・マキはローズマリー、唐辛子、ジュニパーベリーがまぶしてあって力強い味わいです。
店のメニューにはチーズを置いてあることは書いてありませんが、ワインを飲まれるお客様には必ずお奨めしています。日本料理店ではあるのですが、食事の後半のワインとチーズはお得意様には定番になっています。
日本酒とチーズの相性も決して捨てたもんではなくて、今回のチーズでしたら、デリス・ド・ブルゴーニュには香りがあって切れ口のいい、例えば「郷の誉」純米大吟醸生生原酒でしたら、チーズのこくに日本酒が負けません。
アッペンツェラー エクストラでしたらオールマイティですからどんな日本酒でもいけますが、特に淡麗で切れ味のある日本酒、例えば「浪乃音」大吟醸斗瓶金井泰一流受賞酒などはピッタリ。
熟成具合が素晴らしいロックフォールには、達磨正宗平成10年貴醸酒でしたら、ロックフォールの塩味と達磨正宗の芳醇な甘み相性が素晴らしく感じられます。
まだまだ未知数の日本酒とチーズ、少しずつ私自身がいろいろな可能性を探っていきたいと思っています。