8月15日

アテネ女子サッカー、柔道、競泳と浮かれているうちに8月15日を忘れそうになっていました。


すでに自分の周りには戦争を体験した世代が圧倒的に少なくなり、戦争体験を直接聞くことがほとんどなくなりました。


父が昔語ってくれた強烈な戦争体験を、果たして自分子供に適切に伝えているか?・・・・全く心もとないということに改めて思い至ります。家族の周りに身近にあった戦争の悲惨さは、少なくとも自分の子供には伝えていかなくてはなりません。


「どんな形であっても戦争は嫌だ」といい続け、「戦争は嫌だ」という自分たちの声がちゃんと届く政治を実現するための努力をするべきです。


8月15日、必ずTVでは武道館の戦没者慰霊の模様が映され、国会議員が靖国神社を参拝する姿を「中国が」「韓国が」と伝える報道を見ていて思いました。靖国神社のすぐ横の武道館に集まった遺族の皆さんの悲しみを伝えるマスコミは、国会議員は悪者にしても彼らをバックアップする遺族会は犠牲者としてしか描きません。


紋切り型の報道に疑問を持たず、正しい姿を的確に伝えないメディアが戦争への道筋をつくる手助けになったことを伝えることも忘れてはなりません。