公園の午睡
サイトではほとんど書きませんが、私、プライベートでは自他ともに認めるかなりの子煩悩なのですが、お客様の前で我が子自慢をするような破廉恥ではないつもりです。
ところが、話題をうちの子(犬)にふられてしまうと、もうだめ。
恥ずかしげもなくうちの子(犬)自慢をお客様にとうとうとしてしまいます。リミットなしです。お恥ずかしい。
まっ、犬のお話をする方はご自身も我が子(犬)自慢の固まりなわけで、両方で「うちの子が」「うちの子が」とにやけている罪のない仕業ではあるのです。
で、
昨日のお休みは梅雨の晴れ間、ちょっと暑いかなと思いつつ、うちの子(犬)と海のそばの公園へ出かけてきました。芝生広場と木々、散策コースのある大きな公園なのですが、ポツポツと人がいるくらいで、犬を放し飼いにしても全く問題ありません。
大きな木の下の芝生に寝ころがってミステリーを読み、ウトウトと午睡を楽しみ、散策をする。四時間ほどものんびりしたのですが、うちの子がそばでゴロゴロ、ウロウロしているだけで、満ち足りた気分になります。人間なら、「やれ遊べ」「やれご飯はどうする」とあれこれ世話を焼かなくてはいけません。それが楽しいと言えば楽しいのですが、犬はそれが要りません。当たり前ですが。
いるだけで心が休まる不思議な存在なのですね。
昨日お話した、ジェシー・ノーマン"Les Chemin de l'Amour"デュパルクの「旅への誘い」
はボードレールの詩で、歌詞の中の、「そこは秩序と美、光、静謐そして豪奢が支配するところ」
などとネットお得意様に教えていただいたと紹介したのですが、
「後で調べてみたらボードレールの詩の訳を間違えていました。"秩序と美、光そして豪奢"と書きましたが、本当は"秩序と美、豪奢そして悦楽"でした。フランス語の"luxe"(豪奢)をラテン語の"lux"(光)と聴いていたんですね」とmailをいただきました。
えっ?待ってください。
ってことは、フランス語を歌っている歌詞から理解してるってことなのですね。おまけにラテン語の素養まで。。。。。対訳を見るとまた違う表現が・・・・
私など、「メロディーにばかり頭がいってしまって歌詞を気にしていない」などと言いましたが、英語の歌でさえ聞いただけではとても、読んでも歌詞が理解できない語学音痴ですので、こんなすごい能力は信じられません。
先日食事にお見えいただいたネットお得意様は、「ご飯のあとまだロシアに送る論文仕上げなくちゃいけないからお酒はほどほどに」と。
「えーーーっ。ロシア語で書くんですか」
「いやいや 英語だよぉ」
それだって私には異星人の仕業です。
このサイトに関わる方は凄すぎます。全く私には分不相応。