イチロー
大リーグ 地区プレーオフ マリナーズV.S.インディアンスの崖っぷち対決でホッと胸をなでおろした後、録画しておいた日曜日のNHK特集「ICHIRO」を見ました。
プレーオフでの活躍も含め、レギュラーシーズンでのイチローの大活躍は誰もが予想した以上のものです。
彼の活躍以上に、マスメディアとの接し方も印象的でした。
試合後、必ずインタビューに応じる新庄に比べ、シーズン途中からイチローの生の声は全く聞こえませんでした。
その代わりとなるこのNHKの特集。
確実にメディアをコントロールし、有象無象の雑音を受けつけずにメジャーリーガーとしての地位をより高める番組作りです。
評論家やメディアによる彼のプレーの分析に比べ、本人の冷静な自己分析のなんたる見事な事か。それでいて、マルティネスやマクグァイヤーに個人的に接する時の彼は、メジャーリーガーへの憧れと尊敬に溢れ、純粋な野球小僧となっています。
純真無垢な野球への思いと、理想を実現するための絶えまぬ努力、長期的展望、現状への冷静な分析。
夢を夢以上にしてしまった偉大なプレーヤーの足跡は、一本の番組によってより確かな礎になりました。
メディアコントロールという意味でもイチローの取り組みはメジャークラスです。
オフィス・イチロー・・・・日本の野球界では20年後でないと無理かな?