少数精鋭


バイク・車の専門誌を創る編集長がお得意様にいます。


本も雑誌も広告が少なく、マニアが泣いて喜びそうな突っ込んだ創り方をしています。


編集長いわく、
「私の本は小僧を相手にしていません(笑)」
「こういうバイクの本って宗教みたいなもんです。コーラン買うのに500円高いから買わないって人いないでしょ(笑)」
「こういうのにはまり込んでくヤツって、少数精鋭じゃなくて少数アホンダラなんです。私が典型(笑)」
「親方ン処と同じポリシーなんスよ」


・・・・・
そうか、私ン処は宗教でもなければ、お客様もアホンダラではもちろんありませんが、どなたにもという全方位的店では確かにありません。お好きな方にだけでもいいと思っています。


で、
その編集長がアルファ・ロメオ156に乗せて下さいました。


外見を変えることは当然していませんが、足回りをかため、チューンをしてある特別仕様です。


スタイルの美しさはもちろん、乗ってアクセルを踏まなければわからない加速感、心を高揚させる官能的なエンジン音・・・・心臓がドキドキするほどやられました。ウットリです。


ハンドルを握る横で編集長が、アルフィエスタである喜びを矢継ぎ早に語ってくれます。


その道のプロです。
下手な営業マンよりずっと信憑性があります。


ああ、ダメ。
もう言わないで・・・・・恋に落ちてしまいそうです。