床屋さん〜美容院


二十年来通っていた床屋さんがあったのですが、ふとしたことから美容院に行くようになってしまいました。


どっちみちこの商売、髪型などスッキリお客様に不快感を与えなければいい・・・・くらいにずっと思っていたので、車で15分かけていく床屋さんより近所の方が便利です。(義理を欠いたようでちょっとつらいけど)


街中の事ですから、店の近所にはもう数えきれないほどの美容院があって、半径20m以内だけでも4件。私が行く美容院はまさにお隣さん、これ以上の便利はありません。


「短かけりゃいい頭など床屋だろうが、美容院だろうが一緒じゃん」と思っていたのが大間違い、体験してみて初めて知りました。


幾何学的、数量的に髪切っていく床屋さんに比べて、今の美容院というのは感性、センスのの世界なのですね。右と左が違ったっていいじゃないという思考で、同じ鋏で切る作業なのにその方法は全く違います。


ある意味同じ「技術で仕事をする職人」として、この作業は見ていて飽きません。


結局のところ絶壁デコボコ頭(最近言わないね)、薄くなった頭髪ですからテクニックをどう駆使したところで素材が悪ければどうしようもないのですが、ディップかなにかでツンツン短く立たせたりなんかしてもらうと少しは若い気になります。


隣の美容院へ伺うのは、テクニックも去ることながらその元気のよさに惹かれてです。若い見習いさん達が何人も立ち働く活気のよさに満ちて、彼らの将来を目指すパワーとオーナー夫妻のオーラが店を輝かせています。


そういう人が創り出す何かが店としての魅力なんでしょう。見習わなくちゃね。