温泉の昼食

流行の温泉宿の昼食へ行ってきました。


11:00頃宿に入り、昼食までの間に風呂にゆっくりつかり、コースの料理をいただいて、気が向けばもう一度風呂に入って仕上がりというコースです。


車で一時間半くらいのその温泉地の中では、まず高いほうのクラスの宿で、部屋数も5部屋のみ、宿の造りもそこそこ、お風呂もそこそこ、料理もそこそこといった内容でした。


この商売をしている因果で、どうしてもハード部分のコストパーフォーマンスと、ソフト部分の持て成す心、心配り、などなどつい細かいところまで気になってしまいます。


普通のお客様なら気にならない、隅のほうの掃除が行き届いているかとか、ごみ袋がお客様の目に触れるとか、お運びの女性がお酒や料理をどれほど把握しているかとか、器が熱いかとか、献立の流れがどうかとか、トイレやお部屋の広さだとか、テーブルやお膳のチリだとか、お絞りの温度や大きさ、湿り気具合だとか、お飾りやお花の季節感だとか・・・・・


すべてが払うお金に対してどれほどの価値と、満足度を持っているかを自然に計ってしまっています。


が、
その中の多くの事柄は、実際にコストに関わる部分でなく、店、宿のスタッフがどれだけ手間隙を惜しまず、気配りをするかという事に関わるっています。


「この値段だからこの位でいいか」という気持ちが少々でもあれば、お客様は敏感に感じ取ってしまうものです。


どうだ!自分?
ちゃんとやってるか??
自分の処はバランスがいいか???
貧乏くさくはないか????
手間隙を惜しんでないか?????